翌日、月心のケージの大掃除が決行された。
敷材の総入れ替え、回し車、巣箱の洗浄、そしてケージ(水槽)自体の洗浄・・・。
順番に洗っていこうとすると、さっそく回し車から小さな虫の集団が・・・。
敷材に使っていた広葉樹のオガクズはダニも好むものらしく、ざっと数百匹の小さな小さなダニがわらわらと現われた。
もう、見ているだけでかゆくなる。実際に刺されたらさらにかゆい。というか多分さされてる。
オガクズはすべてゴミ袋に捨てて固く密閉し、ゴミ捨て場に放り込んでおく。その他のものはすべて水で洗い流した。
そしてインターネットで検索し、やつらの正体が判明した。

イエダニ

主にネズミに寄生する吸血性のダニらしいが、夏場ではおおよそ1週間弱で成虫となり、雌は生涯に120個前後の卵を産む。
つまり、1週間ほどほうっておくと1匹が120匹。その後さらに1週間で、120匹が1440匹だ。ネズミ算ならぬダニ算とでもいおうか。恐るべき繁殖力である。
毛の間にひそむダニを取り除こうと、歯ブラシでブラッシングをしていたが、そこからも数十匹のダニが湧いて出ていた。
そしてぼくの脳裏にはこんなセリフが浮かんでいた。
ゲゲゲの鬼太郎「妖怪大戦争」でのぬりかべの戦死シーンだ。
巨大なぬりかべが西洋の吸血蝙蝠にたかられて倒されるわけだが、それを発見した砂かけ婆と子泣き爺の会話がたしかこうだった。
「ぬりかべほどのものでもやられるのか」
「戦艦大和でも飛行機の爆弾を何発も食らって沈んだんじゃ」
(記憶で書いているので細部は違うかも。ちなみに武蔵の方は20発以上の魚雷をくらったそうな)
まさにそんな感じだ。
あんなに元気だった月心も、何百匹もの吸血ダニにたかられてはたまらない。そりゃ体重も減るというものだ。


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